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KOKORO

Macとスローライフを愛する親爺の 
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憧れの赤岳(一日目)
2006.09.16 sat 赤岳 曇り時々晴れ

八ヶ岳とは何処と何処が八ヶ岳なのか、皆さんは御存知でしょうか。
場合により使い分けられるそうですが夏沢峠から以南のいわゆる南八ヶ岳のみ とするのが一般的のようです。

赤岳 (2899m) 横岳 (2829m) 硫黄岳 (2760m) 阿弥陀岳 (2805m)
峰の松目 (2567m) 権現岳 (2715m) 編笠山 (2524m) 西岳 (2398m)


赤岳南側岩峰より雲海と富士山を望む



面白い昔話があるんですね。

昔し昔し、八ヶ岳と富士山はどちらも「自分のほうが高い」と言って譲らなかったそうな。
仕方なく、阿弥陀如来が行司となり富士山と八ヶ岳にトイを渡し水を流したところ、水は富士山側へ流れ、八ヶ岳に軍配が上がったそうな。
負けた富士山は悔しゅうて悔しゅうて、八ヶ岳をば蹴飛ばしてしもた。
すると八ヶ岳は八つに砕け散り、富士山より低くなってしもうたという。

八ヶ岳の妹だった蓼科山は、八つの峰になった八ヶ岳を見て泣き、それが川になり溜まったのが諏訪湖になったそうな。


そんな昔話を想いながら、八つの峰の最高峰「赤岳」に登ってきました。
赤岳へは当初、ムーンライト信州を利用して茅野駅まで行くつもりだったのだが茅野駅への到着時刻が午前3:35とあまりにも早い。これでは茅野駅〜美濃戸口の始発バス6:05まで2時間30分も持て余してしまうのだ。勿論、始発電車を利用することも考えたのだが今度は到着時刻が9:07と遅すぎる。仕方ないので、始発バスまで茅野駅で野宿覚悟の上、ムーンライト信州の指定券を買いにJRみどりの窓口に直行したのだが、すでに売り切れ。
結局クルマを利用して真夜中の中央道を南諏訪ICまで、たった一人ひた走る事となったのです。

仕事から帰り、すぐさま食料・水・ストーブ・着替え・その他装備などをザックに詰め込み、予定の行程と所要時間を書込んだメモを確認する。
単独での赤岳挑戦、不安が無いと言えば嘘になってしまうでしょう。心の底では違う自分が叫んでいます。

「やっぱり辞めようよ」
「体調が悪かったって皆に言訳すれば大丈夫だって!」
「所詮、無理なんだよ ねっ! そうしよっ!?」
「山荘なんてキャンセルすりゃあイイじゃん!」

そんな叫びを打ち消すように準備は着々と進んでいきます。最後の確認を終えると、出発時刻まで就寝タイムです。

0:22 AM.起きがけのボーッとした状態で荷物をクルマに詰め込むが、身体がやけに重い。自宅から麓の八ヶ岳山荘まで約4時間の予定。さあ、出発だ!
相模湖ICに入ったのが2:08 AM.真夜中とはいえ三連休初日の深夜、たくさんのクルマが追越し車線を飛ばして行く。FM横浜を聴きながら、たった一人で真夜中の中央自動車道を飛ばすのも感慨深いものです。ラジオのチューニングが徐々に途切れてくるのも次第に目的地に近づいている証なのだろうか。
甲府か大月の辺りで、突然の夜景に目を奪われた。

「うわぁ〜 きれいだ〜」
「みんなに見せてあげたいなぁ・・・」

高速の右手に広がる街の灯りが、まるで天の川のごとく広がっているのだ。遠くの山までクリスマスツリーの様に続いている。そんな夜景をあっという間に通過し、更にアクセルを踏み込む。

3:02 am.ちょっと眠気を感じたので双葉SAでコーヒータイム。駐車場では仮眠をとっている人達のクルマでいっぱいです。私もここで寝たかったのですが、とにかく登山口の美濃戸まで早朝に到着しなければ・・・・。
3:16 am.双葉SA出発。

次々と途中のICを通過し、諏訪南ICを降りたのが3:40 am.
市街地とはいえ、あたりは真っ暗闇。しかも高原の一本道をカーナビを頼りにクルマを飛ばすわけですから、視界に入るのはライトが照らし出す限られた光景です。途中の十字路を通り過ぎてしまいカーナビの再検索にお世話になったのも数回。それでも思っていたほどの迷いは無く、ほぼ予定通りの道程でした。

4:14 am.美濃戸口(赤岳山荘)到着。
しかし、この先の美濃戸(やまのこ村山荘)への道が見つかりません。早朝とはいえ未だ薄暗い別荘地帯、クルマで辺りを散策するのも気が引けます。考えた末、美濃戸口からでも徒歩1時間で美濃戸(やまのこ村山荘)まで行ける筈。ここを拠点に登る行程も実は考えていたのです。赤岳山荘の手前にクルマが数台とテントが二張りある駐車場に気づきました。
(よし! ここにクルマを入れよう・・・・)
テントの住人を起こさぬよう駐車場の隅へそ〜っとクルマを入れた後は、出発予定時刻の6:00 am.迄就寝です。しかし、運転後の緊張感が残っているのかなかなか寝付けません。そうこうしていると、ウインドウ越しに八ヶ岳山荘の手前を左折して行くライトが目に入りました。そして、その後にも一台、二台と。
(もしや、あの小径が・・・・)
外へ出て確認すると、そこには美濃戸(やまのこ村山荘)への道標があり、クルマが入って行った方向を指しています。
(よっしゃ〜!!)
テントの住人を気にしながらソロソロと駐車場を後にし、林道らしき山道をゆっくりとクルマを走らせます。途中までは舗装道が続いていますが、その後は石ころや段差のあるデコボコの山道。慎重に慎重にハンドルを握ります。既に様相は登山道のようでクルマが入れるような感じではありませんが、ここまで来たら戻るにも折り返す場所が無いのです。この道で間違いの無い事を祈りつつ、ただ前進あるのみ。辺りが夜明けの気配を感じる明るさになってきた頃でしょうか、前方が急に開けてきました。そして山荘らしき建物が。中には灯りも見えます。
やっぱりこの道でよかったんだ!
5:30 am.美濃戸(やまのこ村山荘)着。


早朝のやまのこ村山荘

駐車料金二日分(2000円)を払い、コンビニのいなり寿司で簡単に朝食を済ませるとアタック開始です。時刻は6:00 am.
美濃戸山荘前で道は分岐し、右が南沢コースで直進すれば赤岳鉱泉へ向かう北沢コース。ここの分岐を右側の南沢コースへ向かい沢沿いの登山道をグングン登って行きます。いくつか小さな橋を渡り様相はすぐに樹林帯となり、その後は沢に近づいたり遠ざかったりしながらの登山道ですが、赤テープや岩に記されたペンキの跡を確認しないと迷ってしまうので要注意。
登り始めてから1時間30分程で大きな涸れた沢のような場所へ出ました。正面には硫黄岳から横岳への稜線がクッキリと見えます。


硫黄岳から横岳への稜線が朝日に眩しい・・・

さて、ここから先が正念場です。少々バテ気味な身体を引きずるように一歩一歩進んで行きます。10分としないうちに、右に入るよう赤テープが付いた木々が目に入ります。そして、その道の突き当たりが行者小屋。


行者小屋

8:16 am. 行者小屋にやっと到着。小屋の前は広場になっていて木のベンチとテーブルが幾つか設置されています。広場には一番乗りのようで私一人だけ。ベンチに腰を下ろし、水分補給とカロリーメイトを一口。
そして、一日目の難所“地蔵尾根”を一気に登りきる体力を養うべく、足のマッサージと十分な休養も忘れません。しばらくすると、後続の登山者が次々と到着。あっという間に広場は賑やかになりました。その登山者達に紛れて、ひときわ目につく青年がいます。(絶叫くんと勝手に名付けました)Tシャツ、ジーンズ、スニーカーに小さなナップザックと、あまりにも軽装なのです。しかも私と同様に単独の様子。タイマーで自分のスナップを撮ったり、他の登山者に行者小屋を背景にした自分の写真をお願いしたりと、ちょっとオタクっぽい感じ!

そんな絶叫君を横目に見ながら、8:40 am.地蔵ノ頭を目指して、いざ出発!行者小屋の裏手に回ると地蔵尾根への入口が急勾配の樹林帯へと続いている。

「もう、どの位登ったのだろう・・・」

樹林帯のちょっと開けた場所に出たので、後ろを振り返ってみた。

「おお〜っ 行者小屋があんなに小さいよ!」
「とうとう、ここまで来ちゃったんだよなぁ・・・・」


小さな行者小屋と左に阿弥陀岳

この先を30分ほど登ると鎖場に出るはず。途中で先行の若いカップルを追い抜き、お待ちかねの鎖場と梯子が連続する場所へ出た。ここで、給水をしながら一息ついていると、後から先ほどの絶叫君が登ってくるではないか!
軽く挨拶をすると、案の定・・・鎖場でのスナップをお願いされてしまった。ついでなので、私もお願いしてスナップの撮り合いです。


絶叫君に撮ってもらいました

よくよく聞いてみれば、絶叫君は横浜からクルマで深夜に出てきた様子。昨年も赤岳に登ったらしく、その時は文三郎尾根からの登りで大変な思いをしたとの事。そのリベンジにと、今年は登りが比較的に楽な地蔵尾根を選んだらしいのです。しかも絶叫君は赤岳を目指して日帰り登山。
見かけとは裏腹に・・・・恐るべし絶叫君!

地蔵ノ頭の向うに赤岳展望荘その先には赤岳が・・・

9:40 am.地蔵ノ頭到着。
この後も絶叫君とは、赤岳頂上まで付かず離れずの微妙な距離間で御一緒したのですが、互いの姿が見えなくなる度に彼は大声で奇声を発するようなのです。最初は誰かが滑落したのかと、一瞬ギョッとしましたが、いつまで経ってもその奇声は私に着いてくるのです。
そして、とうとうその現場を見てしまいました。再び奇声が聞こえたので岩場の陰からそ〜っと覗き込むと、やっぱりでした。
突き出た岩の上に立上がり、両手を口の前に構え、

「フォ〜〜〜〜 ヒュ〜〜〜〜〜」

と、何度も雄叫びを挙げているのです。
傍から見るとちょっと滑稽ですが、おそらくは彼なりの感動表現なのでしょうね・・・・・。目の前の景色に叫ばずには居られなかったのでしょう。
今更ですが、私も彼と一緒に「絶叫フォ〜〜〜〜!」やればよかったなぁ・・・なんて後悔しています。(笑)


真下に赤岳展望荘と正面には横岳

9:53 am.本日の宿、赤岳展望荘を通過して一気に赤岳頂上を目指します。このルートでは恐らく最も勾配の強い箇所でしょう。この先はザレた急登の尾根道と鎖場。三点確保で這うように登りますが、かなり手こずりました。いったん勾配が緩んだら、その辺りが肩になります。振り返れば小さな展望荘が真下に・・・・。


赤岳頂上小屋と雲海

そして、ついに10:30 am.赤岳頂上小屋に到着。
小屋の前には大きな舞台のようなテーブルが西側の絶壁に張り出すように設置されています。風が非常に強く吹いていて、足下をしっかりさせていないと飛ばされそうです。さらに岩稜帯を数分進むと標高2899mの赤岳山頂。


赤岳山頂

山頂には三角点のほか、赤岳神社の小社が祀られています。
そして、しばしの撮影タイム。
っと、そこへあの絶叫君が到着です。ところが絶叫君はメインの赤岳山頂で大きなミステイク! 赤岳神社をバックに再びタイマー撮影を始めたのですが、とにかく強風が吹きすさむなかです。岩場の上にセットした買ったばかりのデジカメ(愛機らしい)が、タイマーのシャッターが切れた瞬間。
強風にあおられ岩場の下にガッシャーン!!
拾い上げると液晶画面に大きな傷跡がクッキリと着いています。絶叫君はもう、顔面蒼白。
私もなんとフォローしてあげたらよいのか・・・。思わず口にした言葉が、
 
「いい思い出が出来たじゃないですか。」
「このカメラを使う度に赤岳の思い出が蘇りますね。」
「まぁ、前向きに・・・前向きに・・・。」

なんちゃって、ぜんぜんフォローになって無くて他人事でしたね!
絶叫君、ご愁傷様です! 

この後、絶叫君とは赤岳山頂でお別れの挨拶を交わし、彼は南側の鎖場を帰路へと向かい、私は折り返して赤岳展望荘へと戻った訳ですが、彼とは何とも言い知れぬ感情を分かち合ったような・・・もうちょっと一緒に赤岳を楽しみたかったなぁ・・・なんて、そんな気分にさせられてしまいました。

さて、赤岳頂上小屋へ戻ったのが11:30 am.
チェックインをしようと小屋の受付へ入ると、まだ準備中で受付は午後2時から。「荷物を預かる程度しかできないので、近くを散策してきてくれ。」との事。仕方ないのでもう一回赤岳頂上まで行ってきちゃいました。それでも時間が余ってしまい、展望荘前のベンチで持ってきた缶ビールで飲んだくれてお昼寝です。気がつくと、顔に冷たいものが。周りはガスに覆われ雨が降ってきました。流石に小屋の親父も哀れに見えたのでしょう。もう入っても良いと手招きされ、1:00 pm.にチェックイン。あとは、展望荘自慢の五右衛門風呂を一番にいただき、夕食には食べ放題のバイキングと、山小屋にしては結構豪勢なサービスです。
まぁ、これくらいなら先ほどのチェックインストップは勘弁してやりましょう。


赤岳頂上西側岩峰と小さく見える登山者

| | 01:14 | comments(6) | trackbacks(0) | - | - |
よしぞ〜さん、こんにちは。

改めてお疲れ様でした。お仕事から帰られて就寝されたとはいえ、午前0時くらいからの車での移動、大変寝不足でのアタックだったのではないでしょうか・・寝不足は大丈夫だったのでしょうか?信じられないアタックですよぉぉ。

でも、たくさんの写真、とてもきれいで大変羨ましく思います。絶壁に張り出すように設置されている頂上小屋も歩くのが怖い、困難な感じで凄いロケーションですね。いろんな登山者の様子も感じられて楽しい雰囲気かなあと思います。そんなことを思うと自分も歩けるのかなあ?と思いますが・・最初から4時間あまり歩けるのかなあ?とも思います。。

雲海からの景色が素晴らしいですね。まさに天空ですね!

2日目のお話も楽しみです。
| なかむら | 2006/10/09 1:33 AM |

なかむらさん どうも!です。

大人数の大岳山、充分に堪能されたようですね。
なんと言っても快晴の天気は、山登りにとって最高の条件ですからね!
私も行きたかったなぁ・・・。

ここのところ、パソコンの状態が悪く音信不通にしていましたが、やっとWEBにコンタクト出来るようになりました。
これでblogの更新やみんなの広場へのカキコも出来るようになり、一安心です。(結局はPCを新調・・思わぬ出費で山行にヒビいちゃうなぁ)

赤岳山行では特に寝不足を感じるような事はありませんでした。勿論、ところどころキツかった処もありましたよ。(充分な睡眠だったら更に軽快に登れるかも)
個人的には小屋泊の場合、少々寝不足気味のほうが良いように思います。その方が山小屋で熟睡できるので・・・小屋で眠れないのはとても辛いです。

なかむらさんも是非チャレンジしてみて下さい。そして恐怖を感じたら直ぐに引き返してください。とにかく自分を知りたかったらチャレンジする事だと思います。なんて偉そうな事言えるほど登っていません。スイマセン!

| よしぞ〜 | 2006/10/09 12:14 PM |

よしぞ〜さん、心配してましたが、PCの新調おめでとうございます(そっちかい!)
※やっぱりMacでしょうか?

赤岳に登られてすっかりアルピニストの風格が漂っていますね。
これでNEXUSも卒業かな?
(笑:なんて冗談です)

人恋しくなりましたら、またNEXUSの企画にも顔を出してください。
お待ちしております。
| おだけ | 2006/10/09 4:44 PM |

>おだけさん
心配をかけてしまったようで・・・
面目無いデス。

そうです。やっぱりMacなんです。
NEXUSと同じくMacとも離れられません。(持ち上げすぎ!?)

だからぁ、アルピニストは御勘弁を!
少し、一人で山に登ってみたいんです。ちょとだけお休みします。
すぐにNEXUSに戻りますからね〜。
| よしぞ〜 | 2006/10/10 1:07 AM |

すごいわ〜!!! よしぞ〜さーん
私なら、とうてい見れないすばらしい景色をここで拝見させて頂き感激です!
富士山の山頂が同じ目線で見れるなんて〜、登った方しか味わえない快感ですねぇ。
これから寒くなってきますが、山の紅葉が美しくなりますね。
絶叫君は大変でしたね。でも、楽しい雰囲気が伝わってきます。
また、山紀行楽しみにしていま〜す。
| chumi | 2006/10/10 12:38 PM |

>chumiさん
赤岳へは、なんとか登る事が出来ました。
これからは、紅葉の山に挑戦してみますよ。
北八つの天狗岳と、あとは鳳凰三山に秩父の瑞牆山と金峰山に登ってみます。

紅葉といえば京都の紅葉なんか素晴らしくきれいなんでしょうねぇ。
| よしぞ〜 | 2006/10/10 9:52 PM |










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