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KOKORO

Macとスローライフを愛する親爺の 
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追憶の霧ヶ峰
2006.07.29 sat 霧ヶ峰

森村誠一の小説「人間の証明」に引用された、詩人「西条八十」の「帽子」の詩に登場する「霧積」を「霧ヶ峰」とオーバーラップさせてしまうのは私だけだろうか。


♪〜Mama do you remember ?
The old strow hat you gave to me...♪

と、つい口ずさんでしまう「あずさ71号」の車窓です。
いいですね〜。
山もいいけれど、そこへ辿り着くまでの電車の一人旅も好きになってきました。
また一つ、自分を見つけた様な・・・・。

霧ヶ峰は十年以上も前、娘がまだ幼い頃に家族で訪れた懐かしい場所。その時に、霧ヶ峰のお土産売場で娘に買ってあげた麦わら帽子を思い出します。

題して「追憶の霧ヶ峰」へ行ってきました。

帽子

西条八十 作

--母さん、僕のあの帽子、どうしたでせうね? ええ、夏碓井から霧積へ行くみちで、渓谷へ落としたあの麦稈帽子ですよ。
--母さん、あれは好きな帽子でしたよ。僕はあのとき、ずいぶんくやしかった。
だけど、いきなり風が吹いてきたもんだから。
--母さん、あのとき、向うから若い薬売が来ましたっけね。紺の脚絆に手甲をした---。
そして拾はうとしてずいぶん骨折ってくれましたっけね。だけどとうとう駄目だった。
なにしろ深い渓谷で、それに草が背丈ぐらい伸びていたんですもの。
--母さん、本当にあの帽子どうなったでせう?
そのとき傍に咲いていた車百合の花は、もうとうに枯れちゃつたでせうね。
そして、秋には、灰色の霧があの丘をこめ、
あの帽子の下で毎晩きりぎりすが鳴いたかも知れませんよ。
--母さん、そして、きっと今頃は、
--今夜あたりは、あの渓間に、静かに雪が降りつもっているでせう。
昔、つやつや光った、あの伊太利麦の帽子と、
その裏に僕が書いたY・Sという頭文字を
埋めるように、静かに、寂しく--。


8:56茅野駅着
メンバーは、今回が初顔合わせの方といつもの二人です。
一同は茅野駅9:30発のバスに揺られ、一路車山高原を目指します。次第に空模様が怪しくなり車山高原に到着すると間もなくパラパラと降ってきました。

レインウェアを着込み一歩一歩心に刻むように登ります。
雨は誰もが嫌う自然現象の一つ。でも、私は雨や風そして雪が好きです。雨の中を歩くとワクワクしてくるんです。
くまちゃん大丈夫!? 頑張って!

登山道の傍らでは様々な高山植物がお出迎えです。
その中でも一際目立つのは、この季節に群生するニッコウキスゲ。雨粒が、その可憐さを尚更の様に見せつけます。

12:00車山山頂着
雨と霧で頂上は全く視界が利きません。ここで昼食ですが、雨の為避難所に逃げ込みお昼にしました。中は意外に小奇麗で、ちょっとしたシェルターです。しかし、ここでアクシデント。昼食後にメンバーの一人が不調をきたし、やむを得ず来た道を戻る事となってしまったのです。残念ですが仕方がありません。山での無理は禁物。次回の山で必ずお会いしましょうね!
ここから先は三人での山行です。
13:00車山山頂発
山頂を下り始めると、雨は小降りになって来たようです。そして、視界を遮っていた霧も徐々に晴れてくるではありませんか。
気がつけば頭上では、青空と白く光るウロコ雲が・・・・。

両手を大きく拡げると、吸い込まれてくぅ〜〜。



13:40蝶々深山着。ここまでの路は先ほどの雨で泥んこ状態です。靴底には粘土のような泥が、歩幅を進めるごとにへばりついてきます。しかも、ちょっとでも油断すればスッテンコロリン!高低差は無く比較的に歩き易いはずとタカをくくっていたのですが、予想に反して意外にスピードが出ません。

それでも、ニッコウキスゲの群生と丘の上に這い上がる入道雲の壮大さには、思わず立ち止まり、しばし我を忘れてしまうのです。

その後は13:50に蝶々深山を後にし、バスの時刻を気にしながら→ (歩)→14:05物見岩→(歩)→15:05八島ヶ原湿原までほぼ駆け足状態で一気に走り抜け霧ヶ峰インターチェンジ15:56→(バス)→16:34上諏訪駅+温泉と、時間的にはちょっと忙しい霧ヶ峰ハイクでした。


でもそれはそれで、差し引いても有り余る程の美しい高原の一本道に、私の心だけは帰りそびれてしまったようでした。

おお〜い よしぞ〜〜〜。
何処まで行くんだ〜。

この路の、ずっと ずっと ず〜っと先までね。

そうかぁ。
気を付けて行けよ!

おぅ! じゃあな・・・。
| | 00:45 | comments(6) | trackbacks(0) | - | - |
霧ヶ峰ときくと、エアコン?を連想する貧困な発想の私ですが(笑)、人間の証明は読みましたよ! この詩は心にズンときましたね〜。
ところで、やはりすばらしい景色!こんな風景に身を投じられるなんていいな〜〜。人がうじゃうじゃいないのが、神秘的でいいですね。行った気分にさせてくれて ありがとう〜 よしぞ〜さん。
| chumi | 2006/08/02 8:02 AM |

私も帽子の詩は、今でも胸を熱くさせます。
20代の頃に一人で映画館へ行ったのをおぼえています。確か松田優作が主演でしたよね。霧積がkiss me キスミーで、straw hatがストーハでしたね。
懐かしい青春でした。
| よしぞ〜 | 2006/08/02 10:06 PM |

人が少なくて、このぐらいの天気でかえって良かったかもしれませんね。
どこまでも続く道・・・絵になってますねぇ

よしぞ〜さんは写真は画質調整されてるんでしょうか?
色合いがすごくいいんですが、。
| おだけ | 2006/08/02 10:48 PM |

小竹さんは、いつも私をイイ感じに撮ってくれるので、ついつい拝借しちゃいます。

写真は気のせいですよ。多分・・・。(笑)
私の場合、写真は努めて絵はがきやポスターのイメージで撮っているんですが、いつもイマイチです。
| よしぞ〜 | 2006/08/02 11:02 PM |

写真の構図がホントいっつもいいですよね。自然界の中にいるよしぞ〜さんの笑顔もすてき。ミネラルたっぷり吸収しちゃうからかな。(このくまうつむいてるけどいい感じ)山歩きでは写真の余裕どころでなくなっちゃうから、自分のとった写真はいっつもお粗末。なんでこんなステキな写真とれるの〜!?あにゅうのデジカメ持て余しぎみのくまです。
| くま | 2006/08/06 7:01 PM |

>クマちゃん
笑顔については、個人的に色々とあって大変なんですよ。
クマちゃんが撮った写真も公開してくださいよぉ。
撮り溜めはもったいないと思うよ!

北八ヶ岳はやっぱりダメでしたか。
残念ですが、ここまで良く参加されましたよね。NEXUS上半期はこのくらいで勘弁してあげます。(笑)

秋に再会しましょう!
| よしぞ〜 | 2006/08/06 8:38 PM |










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